ガナッシュを作ろうと思ったとき、
「家に植物性ホイップしかないけど使える?」
「生クリーム50mlを、そのまま植物性クリーム50mlに変えてもいい?」
「植物性だと固まらなくなる?」
と気になることがありますよね。
スーパーでは、動物性の生クリームより植物性ホイップのほうが手に取りやすいこともあります。
結論からいうと、植物性クリームをガナッシュに使える場合はあります。
ただし、動物性生クリームと植物性ホイップでは、原料や脂肪の種類、風味などが異なります。
そのため、
「同じ50mlなら仕上がりも同じ」
「植物性ならどの商品でも同じように使える」
とは考えないほうがよいでしょう。
また、「植物性」と書かれたホイップでも、乳製品を含む商品があります。
乳成分を避けたい方は、植物性という言葉だけで判断せず、必ず原材料やアレルゲン表示まで確認する必要があります。
この記事では、ガナッシュに植物性クリームを使う場合の考え方や、生クリームとの違い、固さへの影響、商品を選ぶときのポイントまでわかりやすく整理します。
楽天市場で購入できる植物性ホイップの具体例も紹介します。
ガナッシュに植物性クリームは使える?
まずは、
「そもそも植物性クリームでガナッシュを作ってもいいの?」
というところから見ていきましょう。
植物性クリームでも使える場合がある
植物性脂肪を使った液体タイプのホイップは、お菓子作り向けの商品として販売されています。
そのため、植物性ホイップを使ってガナッシュを作れるケースもあります。
ただし、
植物性なら何でも、生クリームとまったく同じように使える
という意味ではありません。
ガナッシュは、
・チョコレートの種類
・クリームの量
・クリームの脂肪分
・冷却状態
などによって固さが変わります。
植物性ホイップへ置き換える場合も、最終的にはレシピと冷やしたあとの状態を確認することが大切です。
ただし動物性生クリームと同じ仕上がりとは限らない
動物性生クリームと植物性ホイップは、見た目は似ていますが中身は同じではありません。
同じチョコレートに同じ量を加えても、
・風味
・コク
・口当たり
・冷やしたあとの固さ
などに違いが出る場合があります。
ガナッシュは材料がシンプルだからこそ、クリームの違いも仕上がりに表れやすいです。
初めて作る場合は、
「植物性だから失敗するかも」
と不安になりすぎる必要はありませんが、
「生クリームと完全に同じになる」
とも考えないほうがわかりやすいです。
「植物性生クリーム」より「植物性ホイップ」と表示されている商品も多い
商品を探すときは、
「植物性生クリーム」
という言葉だけでなく、
「植物性ホイップ」
「植物性脂肪○%」
という表示もチェックしてみましょう。
スーパーや通販では、「ホイップ」という名前で販売されている商品も多いです。
【図1:動物性生クリームと植物性ホイップの違い】

動物性生クリーム
→ 乳脂肪が中心
→ コクや乳製品らしい風味
植物性ホイップ
→ 植物油脂を使った商品がある
→ 商品によって脂肪分・原材料が異なる
共通点
→ ガナッシュに使える場合がある
注意
→ 同じ量でも同じ仕上がりとは限らない
生クリームと植物性クリームは何が違う?
次に、動物性生クリームとの違いを簡単に整理します。
原料や脂肪の種類が違う
一般的な動物性生クリームは、乳脂肪を主体としています。
一方、植物性ホイップには植物油脂を使用した商品があります。
ここで少し注意したいのが、
植物性脂肪の商品=乳製品不使用ではない
という点です。
植物油脂を使っていても、原材料に乳製品が含まれている商品があります。
「植物性なら乳アレルギーでも大丈夫」と自己判断するのは避けましょう。
乳成分を避ける必要がある場合は、最新の商品パッケージやメーカー情報を確認してください。
脂肪分や風味が違う
植物性ホイップにも、
・植物性脂肪30%
・植物性脂肪40%
など、さまざまな商品があります。
そのため、
「植物性ホイップなら全部同じ」
ではありません。
30%タイプと40%タイプでは脂肪分が異なるため、ガナッシュに使ったときの仕上がりも同じとは限りません。
商品を選ぶときは、「植物性」という部分だけでなく、脂肪分の数字まで見るのがおすすめです。
ガナッシュの口当たりや固さにも違いが出ることがある
クリームを変更すると、
「いつものガナッシュより軽く感じる」
「冷やしたら思ったより柔らかい」
「口当たりが少し違う」
と感じる場合があります。
植物性ホイップを使うなら、作った直後だけで判断せず、レシピどおりに冷やしたあとの状態を見ることが大切です。
植物性クリームは生クリームと同じ量で置き換えていい?
ここは特に迷いやすいところです。
たとえばレシピに、
「生クリーム50ml」
と書かれていた場合、
「植物性ホイップも50mlでいい?」
と思いますよね。
1:1で必ず置き換えられるとは限らない
生クリーム50mlを植物性ホイップ50mlに変更して作れる場合はあります。
ただし、
同じ量だから、同じ固さ・同じ風味になる
とは限りません。
商品によって脂肪分や原材料が違うからです。
特に、
・トリュフのように丸める
・ケーキに絞る
・デコレーションの形を保つ
など、固さが重要になる用途では、材料変更の影響が出やすくなります。
レシピで指定されたクリームを優先する
初めて作るレシピなら、できれば最初は指定された材料を使うほうがわかりやすいです。
たとえば、
「乳脂肪分40%以上の生クリーム」
などと指定されているなら、その条件に合わせるほうが仕上がりを判断しやすくなります。
一度レシピどおりの状態を知っておくと、植物性ホイップへ変更したときの違いも比較しやすいです。
商品の脂肪分も確認する
植物性ホイップへ置き換えたい場合は、パッケージの脂肪分を確認しましょう。
同じメーカーでも30%タイプ、40%タイプなどがあることがあります。
「植物性ホイップだから同じ」と考えず、
・脂肪分
・原材料
・用途
を見て選ぶと失敗を減らしやすいです。
ガナッシュ全体の割合についてはこちらの記事で詳しく整理しています。
関連記事:
ガナッシュの生クリームの割合は?チョコの種類・用途別の目安を解説
【図2:植物性ホイップの商品表示で確認したいポイント】

「植物性ホイップ」
↓
脂肪分を見る
↓
30%?40%?
↓
原材料を見る
↓
乳製品を含む?
↓
液体タイプか確認
※「植物性」という名前だけで判断しない
楽天で買える植物性ホイップの例
植物性ホイップはスーパーだけでなく、楽天市場でも購入できます。
「具体的にはどんな商品?」という方は、実際の商品を見ながら確認するとわかりやすいです。
雪印メグミルク「ホイップ 植物性脂肪40% 200ml」
具体例として紹介しやすいのが、
雪印メグミルク「ホイップ 植物性脂肪40% 200ml」
です。
植物性脂肪40%の液体タイプなので、
「ガナッシュに使う植物性ホイップってどんな商品?」
という方が確認する例として使いやすいです。
楽天市場の商品は、店舗によって在庫や価格が変わります。
特定の商品ページが売り切れている場合は、検索ページから探すと見つけやすいです。
植物性脂肪30%タイプもある
植物性ホイップには40%タイプだけでなく、30%タイプの商品もあります。
たとえば、雪印メグミルクには「ホイップ かるい口どけ 植物性脂肪30% 200ml」もあります。
ここで大切なのは、
同じ「植物性ホイップ」でも脂肪分が違う
ということです。
植物性ホイップをガナッシュに使いたい場合は、
「安かったから」
「同じメーカーだから」
だけで選ぶのではなく、脂肪分も確認しておきましょう。
個人的には、ガナッシュ用として植物性ホイップを選ぶなら、まずパッケージの脂肪分を確認するだけでも、材料選びがかなり整理しやすくなります。

植物性クリームでガナッシュを作ると固さは変わる?
植物性ホイップへ変更したとき、いちばん気になるのが固さかもしれません。
商品によって脂肪分が違う
植物性ホイップは商品によって中身が違います。
そのため、
「植物性にすると必ず柔らかい」
「植物性なら固まりにくい」
と決めつけることはできません。
使った商品の脂肪分や、チョコとの配合を見て判断する必要があります。
冷やしたあとの状態を見て判断する
ガナッシュは作りたてでは柔らかく、冷えると固さが出てきます。
植物性ホイップを使った場合も、
「作った直後が柔らかいから失敗」
とは限りません。
まずはレシピで指定された方法で冷やして、
・スプーンですくえるか
・丸められるか
・ケーキに塗れるか
・絞った形が残るか
など、用途に合った状態になっているかを確認しましょう。
柔らかくてもすぐチョコを追加しない
思ったより柔らかいと、
「チョコを足せば固くなるかも」
と思うかもしれません。
ただ、まだ温かいだけの場合もあります。
すぐにチョコを追加すると、冷えたあとに今度は固くなりすぎることがあります。
まずは、
①十分に冷えているか
②レシピどおりの量か
③クリームの脂肪分は何%か
④チョコの種類は合っているか
の順番で確認しましょう。
植物性クリームでガナッシュが固まらないときは?
植物性ホイップを使って、
「冷やしたのに柔らかい」
という場合もあります。
慌てて材料を足す前に、原因を整理してみましょう。
まず十分に冷えているか確認する
最初に確認したいのは冷却です。
ガナッシュは温かいうちは柔らかいため、まだ十分に冷えていない可能性があります。
レシピの冷却時間や方法を確認して、もう少し様子を見てみましょう。
クリームの量と脂肪分を確認する
次に、
・クリームを多く入れていないか
・使用した商品の脂肪分は何%か
を確認します。
植物性ホイップへ変更したうえに量まで変えていると、原因がわかりにくくなります。
チョコの種類を確認する
ダーク、ミルク、ホワイトでは、同じ配合で同じ固さになるとは限りません。
「植物性ホイップを使ったから」と決めつけず、チョコレートの種類も確認しましょう。
レシピと違う材料へ何種類も置き換えていないか確認する
たとえば、
「ミルクチョコをホワイトチョコに変更」
「生クリームを植物性ホイップに変更」
「クリーム量も少し増やした」
というように、複数の条件を一度に変えると原因がわかりにくくなります。
初めて試すときは、一度に大きく変更しすぎないほうが判断しやすいです。
【図3:植物性ホイップでガナッシュが固まらないときの確認フロー】

ガナッシュが柔らかい
↓
まだ温かい?
↓ YES
まず冷やして確認
↓
まだ柔らかい?
↓ YES
クリーム量を確認
↓
脂肪分を確認
↓
チョコの種類を確認
↓
レシピから変更した材料がないか確認
※すぐチョコを追加しない
関連記事:
ホワイトチョコのガナッシュが固まらない原因は?柔らかいときの対処法
ホワイトチョコのガナッシュにも植物性クリームは使える?
ホワイトチョコの場合も、
「植物性ホイップで作れる?」
と気になりますよね。
ホワイトチョコも同じ配合でよいとは限らない
ホワイトチョコは、ダークやミルクチョコと同じ配合で同じ仕上がりになるとは限りません。
そのため、
「普通のチョコ+植物性ホイップでうまくいったから、ホワイトでも同じ」
とは考えないほうがよいでしょう。
ブラック・ミルク用の配合をそのまま使わない
ブラックやミルク用レシピで、
「チョコだけホワイトに変更」
「さらに生クリームも植物性ホイップに変更」
とすると、元のレシピから条件がかなり変わります。
初めて作る場合は、変更点を少なくしたほうが原因を判断しやすいです。
ホワイトチョコ用レシピを優先する
ホワイトチョコを使うなら、最初からホワイトチョコ用として作られたレシピを確認するのがおすすめです。
そのうえで、植物性ホイップへの変更が可能かを考えましょう。
関連記事:
ホワイトチョコとブラックチョコのガナッシュは何が違う?生クリームの割合と作り方を比較

植物性クリームを使うメリットと注意点
植物性ホイップには使いやすい点もあります。
一方で、購入するときに確認しておきたいポイントもあります。
スーパーや通販で探しやすい商品もある
植物性ホイップは、スーパーのお菓子材料・乳製品コーナーなどで見かけることがあります。
楽天市場などの通販でも購入できます。
「生クリームが売り切れている」
「いつも買っている商品が見つからない」
というときに、候補として探しやすい場合があります。
動物性生クリームとは風味が異なる
植物性脂肪を使ったホイップと動物性生クリームでは、風味やコクが異なります。
ガナッシュはチョコレートとクリームというシンプルな組み合わせなので、この違いを感じやすいこともあります。
乳製品らしい濃厚さを重視する場合は、レシピで指定された生クリームを使うほうがイメージに近づきやすいでしょう。
商品ごとの脂肪分・原材料を確認する
植物性ホイップを購入するときは、
・脂肪分
・原材料
・内容量
・保存方法
・アレルゲン
を確認します。
ガナッシュ用なら、特に脂肪分と原材料を見ておくと安心です。
「植物性」と書いてあっても乳成分を含む商品がある
これは特に大切なポイントです。
植物油脂が使われていても、乳製品が含まれる商品があります。
そのため、
「植物性=乳製品不使用」
とは考えないようにしましょう。
乳アレルギーなどで乳成分を避ける必要がある場合は、必ず最新の商品表示やメーカー情報を確認してください。
ガナッシュ用の植物性クリームを選ぶときの4つの確認ポイント
ここまでを、購入前に確認したい4項目にまとめます。
①液体タイプか
ガナッシュを作るなら、チョコレートと合わせる前の液体タイプか確認します。
通販では、
・泡立て済み冷凍ホイップ
・スプレータイプ
・液体タイプ
など、さまざまな商品があります。
同じ「ホイップ」という名前でも用途が違うため注意しましょう。
②植物性脂肪分は何%か
30%なのか40%なのかなど、脂肪分を確認します。
「植物性」という名前だけで判断しないことがポイントです。
③原材料・アレルゲン表示はどうなっているか
植物性脂肪を使っていても、乳製品が含まれる場合があります。
乳成分を避ける必要がある方は、ここを必ず確認してください。
④作りたいガナッシュのレシピに合うか
最後に、
・トリュフ用
・ケーキ用
・絞り用
・サンド用
など、作りたい用途を確認します。
ガナッシュは用途によって必要な固さが違います。
同じ植物性ホイップでも、用途によって扱いやすさが変わることがあります。
【図4:ガナッシュ用の植物性ホイップを選ぶ4チェック】

①液体タイプ?
↓
②脂肪分は何%?
↓
③原材料・アレルゲンは確認した?
↓
④作るガナッシュのレシピに合う?
最後に
「植物性という名前だけで選ばない」
と表示
関連記事:
トリュフ用ガナッシュの割合は?丸めやすい固さと作り方のポイント関連記事:
ケーキ用ガナッシュの固さはどのくらい?塗る・絞る用途別に解説
植物性クリームのガナッシュについてよくある質問
植物性ホイップでもガナッシュは作れる?
使える場合はあります。
ただし、動物性生クリームと同じ仕上がりになるとは限りません。
商品や脂肪分、使用するレシピを確認しましょう。
生クリーム50mlを植物性ホイップ50mlにしてもいい?
同量で置き換えて作れる場合もあります。
ただし、同じ50mlでも同じ固さになるとは限りません。
レシピにクリームの種類や脂肪分が指定されている場合は、その指定を優先するのがおすすめです。
動物性生クリームとの味の違いは?
使用する商品によりますが、風味やコク、口当たりに違いを感じる場合があります。
ガナッシュは材料がシンプルなので、クリームの違いがわかりやすいこともあります。
植物性だと固まりにくい?
「植物性だから必ず固まりにくい」とは言えません。
クリームの脂肪分や量、チョコレートの種類、冷却状態などが関係します。
トリュフにも使える?
レシピによっては使える場合があります。
ただし、トリュフは丸められる固さが必要なので、冷やしたあとの状態を確認しましょう。
ケーキに塗るガナッシュにも使える?
使える場合があります。
ケーキ用なら、
・ヘラで伸ばせるか
・塗ったあとに流れすぎないか
などを確認します。
ホワイトチョコにも使える?
使えるレシピはありますが、ブラック・ミルクチョコと同じ配合でよいとは限りません。
ホワイトチョコ用レシピを確認するのがおすすめです。
植物性なら乳製品不使用?
必ずしもそうではありません。
植物性脂肪を使っていても、乳製品を含む商品があります。
乳成分を避ける必要がある場合は、原材料・アレルゲン表示を必ず確認してください。
まとめ|植物性クリームを使うなら脂肪分とレシピを確認しよう
ガナッシュは、植物性クリームでも作れる場合があります。
ただし、
「植物性ホイップ=動物性生クリームとまったく同じ」
ではありません。
植物性ホイップを使う場合は、
①液体タイプか
②脂肪分は何%か
③原材料・アレルゲンはどうなっているか
④作りたいガナッシュのレシピに合っているか
を確認しましょう。
特に、
「生クリーム50mlを植物性ホイップ50mlに置き換える」
という場合も、同じ量だから同じ仕上がりになるとは限りません。
まずはレシピ指定の材料を優先し、植物性ホイップへ置き換える場合は、冷やしたあとの固さまで確認することが大切です。
また、植物性ホイップには30%タイプや40%タイプなどがあり、商品によって特徴も違います。
植物性ホイップを具体的に確認したい場合は、楽天市場でも探せます。
個人的には、ガナッシュ用の植物性ホイップを選ぶなら、価格だけでなく脂肪分と原材料まで確認してから選ぶほうが判断しやすいです。
「植物性だから大丈夫」「同じ量なら大丈夫」と単純に考えず、商品とレシピの両方を見ながら使っていきましょう。
関連記事:
ガナッシュに牛乳は使える?生クリームの代用方法と違いを解説関連記事:
ガナッシュの生クリームの割合は?チョコの種類・用途別の目安を解説関連記事:
ホワイトチョコのガナッシュが固まらない原因は?柔らかいときの対処法関連記事:
ホワイトチョコとブラックチョコのガナッシュは何が違う?生クリームの割合と作り方を比較関連記事:
トリュフ用ガナッシュの割合は?丸めやすい固さと作り方のポイント関連記事:
ケーキ用ガナッシュの固さはどのくらい?塗る・絞る用途別に解説


